言葉を紡ぐこと。
“私という視点があるからこの世界は面白い”
と私は幼い頃から思っていました。
それは、私が特別であるからとか、そういうことでなく、ただ己の存在、存在するということの
真髄を感じていたのでしょう。
でも、私の視点が言葉として、泉の中から星のように浮き上がってくるには時間がかかりました。
30歳を過ぎた頃から、だんだん、言葉を紡ぐことができるようになてきました。
この世界は、本当に不思議で、眩暈がするほど美しいところです。
その、奇跡を少しでも、星のカケラを天に返すように、言葉にできたらと思うのです。